Hanasaku Diary 2002
昨年に引き続き私のお気に入りの花を写真入でご紹介します.
種を蒔いて育てたものやここ花咲に自生しているものまでいろいろなジャンルの花を取り上げます

April 4月
Hanasaku Diary 
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4月30日(火)
今日は雨が降ったり止んだり。まだまだ武尊は肌寒い。今日の写真は川場で撮影したもの。武尊山の標高の高いところはまだこれから咲く。つぼみのうちは濃いピンク色をしているが開花が進むに連れて淡いピンク色になる。これぐらいの咲き具合が1番きれいかもしれない。足場の悪いところに咲く大きな木は高嶺の薔薇ならぬ高嶺の石楠花で手が届かないだけにより美しくかんじる。来年もまた是非足を運んで見たくなる花のひとつだ。
学名:Rhododenndron metternichii var. pentamerum
和名:アズマシャクナゲ 東石楠花
4月29日(月)
晴れ
急峻な谷合いの日陰の岩場に咲く。葉は石楠花にも似ているが花が薄黄色なので区別がつく。群馬では武尊山が北限といわれている。ガイド氏この花を撮影したあと沢に転落した模様。濡れた長靴が干してあった。学名のkeiskeiは明治の植物学者伊藤圭介の名前にちなんでつけられたものだそうだ。
学名:Rhododendron keiskei
和名:ヒカゲツツジ 日陰躑躅
4月28日(日)
晴れ!
今日の花ミヤマウグイスカグラで思い出したが最近鶯の声がきこえなくなった。一時暖かな日が続いている頃は良い声を聞かせてくれたのにこのところ寒い日が続いているせいか聞こえない。梅に鶯というが東京あたりでは梅の咲く二月三月月頃から鳴くのだろうがこちらではこれからが本番。ぽかぽかと暖かい日にホー ホケキョと聞こえてくるとなんだかすっかりのどかな気持ちになって思わず手を止めて聞き惚れてしまう。鶯も今年の気候にはさぞ困惑していることだろう。
学名:Lonicera gracilipes var.glandulosa
和名:ミヤマウグイスカグラ深山鶯かぐら
4月27日(土)
曇りのち晴れ
イチリンソウは通常花が1輪咲く。葉に柄がある。ニリンソウは通常1輪から4輪くらいまで花をつける。葉に柄は無い。花びら(花弁)の様に見える部分は実は愕片なのだそうだ。ガイド氏によると今日もまた盗掘の跡を発見したそうだ。GW中に貴重な花の開花が重なると個体数の減少につながると思うととても残念でならない。
学名:Anemone flaccida
和名:ニリンソウ ニ輪草
4月26日(金)
曇り 霧
今日はとても寒い1日だった。暦が逆戻りしてしまった様だ。今日の花はケシ科キケマン属の花。去年のHanasaku Diary5月7日にミヤマキケマンの写真があるので比較していただきたい。花の形が面白い。
学名:Corydalis lineariloba
和名:ヤマエンゴサク
山延胡索
4月25日(木)
曇り
日本人の食生活には無くてはならない山葵(わさび)。学名を聞いたら思わずうれしくなって人に話したくなってしまうほど・・・。正しくは「ワサビア ヤポニカ」と発音。地元の人がシナゼリと呼ぶクレソンなども自生する。両方ともきれいな水が流れる沢に自生している。(後ろに写っている黄色と黄緑色の花はネコノメソウ。)
学名:Wasabia japonica
和名:ワサビ 山葵
4月24日(水)
晴れ
去年のHanasaku Diary5月6日に近似種アズマイチゲの写真が載せてある。まだデジカメになれていなかったので小さな写真でわかりにくいと思うが葉の切れこみの深さがちがう。キクザキイチゲは白い花とこの淡紫色のものと二色ある。地方によって白いものが希なところとそうでないところとあるようだ。学名からもわかるようにアネモネの仲間だが日本の自生種は花屋さんで見かける園芸種の豪華なアネモネと違い可憐で清楚なものばかり。長い冬の間じっと雪の下で待っていたかと思うといとおしい感じがする。
学名:Anemone pseudo-altaica
和名:キクザキイチゲ 菊咲き一華(一花)
別名:キクザキイチリンソウ(菊咲き一輪草)
4月23日(火)
晴れのち曇り
ブラシの様に見える白い糸状の物は実は雄しべ。名前のひびきがいいので調べてみたら吉野の山で別れた義経を慕う静御前の舞いに見たてた様だ。「吉野山嶺の白雪ふみ分けて入りにし人の跡ぞ恋しき」  4枚の葉で大切に守られる様に咲くその姿は凛として白拍子、静の舞いを連想させるに足る。林床でひっそりと咲くのだが一箇所に何十本も株立ちする。山でこの花に出会うとなぜか心が和むのは私だけではないと思う。
学名:Chloranthus japonicus
和名:ヒトリシズカ 一人静
別名:ヨシノシズカ
4月22日(月)
曇り
耐寒性が非常に強くここ片品でも毎年ピンクの花を咲かせてくれる。葉は肉厚。このところ小さな野鳥が姿を見せるようになった。もう時期巣づくりが始まるのだろうか?鳥たちは雨があたらず安全で快適な場所を良く知っている。何年か前にハウスのレモンバームの苗の間に巣づくりしたことがあった。無事にヒナにかえるまで楽しみでもあるのだが驚かさない様に気も使う。小さな鳥の行動にも知恵があり学ぶところが大きい。

学名:Bergenia stracheyi
和名:ヒマラヤユキノシタ
4月21日(日)
今日のニュースで函館の桜が満開と伝えていた。ここ花咲でも標高800m以上のところは染井吉野もまだこれから見頃のところもある。(ということは北海道と同じ位ということか?)山桜も咲き出した。染井吉野より遅く咲き花数も少ないので決して豪華ではないがピンクの色が濃く美しい。まだ枯れ木の山の斜面に点在しているので車を運転しながらも目を楽しませてくれる。
学名:Prunus jamasakura
和名:山桜 ヤマザクラ
4月20日(土)
曇り
ちょっと見にくいかもしれないが花の下に若葉が付いている。これがコブシとタムシバ違いを見分ける大きな特徴。昨年のDiaryの6月にタムシバをのせてあるので比較して見ていただきたい。花後にできる種はユニークな形をしていてこれが赤ん坊の握りこぶしに似ているのでこの名がついたというのを聞いたことがある。殺風景なゲレンデにこの花が咲くと遠くからでも良く目立つ。
学名:Magnolia kobus
和名:コブシ 辛夷
4月19日(金)
晴れ
モンテの裏のミズバショウが咲き始めた。旧第5リフトの乗り場付近から約300mくらいの範囲に点在して咲く。道路から直接入れないので訪れる人もほとんどなく毎年マイガーデン状態で楽しんでいる。越本の水芭蕉の森の様子もUPされたのでこちらもどうぞ!4月27日〜5月5日はライトアップもされる。
学名:Lysichiton camtschatcense
和名:水芭蕉 ミズバショウ
4月18日(木)
曇り
昨日、たまたま月夜野の矢瀬遺跡のカタクリを見た。整備された駐車場の奥の切り立った土手でひっそりと咲いていた。植えたものかと思ったら自生していたものだそうだ。今日のウスバサイシンは武尊に咲いているものだがヒメギフチョウの食草でもある。春の女神として名高いヒメギフチョウはこのウスバサイシンの葉の裏に卵を生みつけ幼虫がこの葉を食べて成長する。羽化したあとにカタクリの花の蜜を吸う写真などを目にしたことのある方も多いと思うが私はまだ本物のヒメギフチョウを見たことが無い。ヒメギフチョウは群馬県内では絶滅の危機に瀕している種として絶滅危惧T類に分類されている。武尊山にも優雅な舞で飛んでいるのだろうか?昨日の今日でふとそんなことを思った。


学名:Asiasarum siboldii
和名:ウスバサイシン
4月17日(水)
このあたりの山にごく普通に見られる春の花木。葡萄の房のように付く花は黄色いものが多いが中には先端のいくに連れて褐色を帯びるものがある。この花が目立つ様になると山にも春が来たなあと毎年思う。
学名:Stachyurus praecox
和名:キブシ 木五倍子
4月16日(火)
曇り
昨日の暖かさとは打って変って今日は肌寒かった。久しぶりに花咲を車で通ったがまさに百花繚乱。桜は8分咲き、レンギョウ、パンジー芝桜、水仙、プリムラ、と春の花がいっせいに咲き出した。去年のDiaryの5月ゴールデンウィークに咲いていた山吹が今年はもうすでに武尊口あたりで咲いている。季節はこのままずっと2週間先行して進んで行くのだろうか。自然の恩恵を受けて仕事をしている身としては気候不順はとても不安である。いつもの様に春がきて花が咲き冬がきて雪が降る。これが一番の恵なのだけれど・・・。
学名:Primula dennticulata
和名:プリムラデンティキュラータ 玉咲き桜草
去年のトップを飾った株が今年は2つに増えた。
4月15日(月)
晴れ

今日は暖かくて昼過ぎにはには気温が20℃を越えた。気がつけば周りの落葉松(カラマツ)が芽吹きはじめた。今日からHanasaku Diary 2002 のスタート。昨年登場しなかった花を中心に大好きなプリムラオーリキュラの開花情報などもお伝えしていきたい。今日の花は武尊に自生する春蘭。日本各地に葉や花の変種が数多くある。ここ武尊でも乱獲のため個体数は激減している。葉と同じような色をしているので目立たないが良い香りがするので酒につけたり昔は食したそうだ。今回学名を調べて気がついたのだがだがシンビジウムの仲間のようだ。そういえば一本の茎に1輪の花をつける事を除けば葉や花の形がシンビジウムにそっくりだ。

学名:Cymbidium goeringii
和名:春蘭(しゅんらん)
別名:ほくろ じじばば